青島散歩 120年以上続く鍛冶屋

青島のメインストリート県道377号線。

この通りを青島入口を過ぎてキャンプ場方面に南下する途中にこの鍛冶屋はあります。


お店の屋号は

「冨永かじや」


通勤中に前をとおると

職人さんが刃物を研いでいる姿がみえるので、いつも気になっていたお店でした。

冨永かじやのご主人



この鍛冶屋のご主人は、この道60年の職人さん。

代々120年あまりこの地で鍛冶屋を営んでいらっしゃるそうです。



今は主に包丁を作っているとのことですが、

昔は刃物にかぎらずクワや鎌といった農具、釣り鉤など漁に関する道具、生活全般に渡る様々なものを作ってらっしゃったとのこと。



店先のショーケースにはご主人の包丁が並んでいます。


使いやすそうな包丁


そして美しい…

並ぶ包丁。使いやすい小型の万能包丁から、魚用まで。



ちょうど刃の部分を叩きのばす作業をされていらっしゃったので外から見学をさせてもらいました。


石炭からできるコークスを熱し、炉の温度を1000度以上にあげています。


そこにパーツを入れ、熱されて赤くなったら取り出し、ハンマーを使って叩いていきます。

鋼と鉄でつくられた下地を熱して叩き伸ばす



カン、カン、カンとリズミカルに叩き伸ばす音がひびき、叩くたびに火花が散ります。


テレビでこのシーンを見たことはありましたが、実際に見たのは初めてでした。

思わず すご~い! と連呼。




ひとつひとつ手作業で、

伝統的な方法で物づくりをする。



まだこのような職人さん、鍛冶屋さんが残っていることに驚きました。



ご主人に聞いた話では、40~50年ほど前は青島から宮崎南あたりまでにも10軒以上の鍛冶屋があったとのこと。



今では製造も機械化されてしまい、鍛冶屋として営んでいるのは宮崎市内では冨永さんだけのようです。


まさかのとっても貴重な存在です。

使い込まれた道具たちと、お店の佇まいがなんとも味わいのある雰囲気。




観光地や海沿いの新しいスポットも人気の青島ですが、少し路地を進むとまだこんな場所が残っています。



みなさんも、こんな風景を探しに青島散歩してみてはいかがでしょうか?





折生迫バス停側 「冨永かじや」

SHIRAHAMA SEA SIDE STORY

白浜シーサイドストーリー 宮崎白浜キャンプ場のスタッフによるローカル情報コラム。 青島の食や遊び、見どころ、文化や歴史について、また何気ない地域の日常にスポットをあてて感じたままにつづります。

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